映画『国宝』がすごく人気で、高い評価も得ているようなので家内と見てきました。上映時間3時間ということで、途中で集中が切れないかと気になりましたが、そんな心配もなく最後までスクリーンに惹きつけられました。
これは映像美で魅せる映画で、テレビサイズで見るとその価値が半減してしまいそうに思いました。役者さんも歌舞伎の演技、所作を身につけるのは本当に大変だったろうと感じさせられます。演技賞をはじめ今年の映画賞の各部門にノミネートされることは間違いなさそうですね。
ただ評判になりすぎて見る前にテレビや雑誌、ネットからいろんな情報が入ってきて、内容に既視感が生まれてしまったのは残念でした。ストーリーは前半が濃密に描かれていたものの、後半が少し走りすぎていたかなと気になりました。
これまで歌舞伎はあまり興味もなく見たこともありませんでしたが、この映画を見て一度劇場へ出かけたくなりました。でもなんだか敷居が高そうで、入りにくいイメージがありますね。