純米 ど/秋田の酒

今日開栓したこのお酒が今年の飲み納めの1本になります。真っ白で、名前も「ど」とくればどぶろくかと思いますが活性にごり酒で、酒店の冷蔵ケースでも目立っていました。横置き厳禁、開栓時注意を言われましたが、炭酸ガスのプチプチが楽しめそうです。

口に含むと細かなプチプチの刺激が広がり、心地よく感じられます。その後すぐに若干の苦味とフレッシュな吟醸の香りが同時に広がります。こういう爽やかな苦味もいいですね、あとくちがスッキリしているのでどんどん飲んでしまいそうです。

にごり酒市場に新風を巻き起こした活性にごり酒。平成16年の経営状態が厳しい頃に仕込んでる途中の純米酒を早く現金化しようと、嫌がる杜氏を説得して網目の粗いザルで濾して瓶詰めしたのが始まり。まだ酵母が元気な状態だったので、出荷後に噴出事件が続出しクレームの雨嵐だったが、その後、仕込み配合や瓶詰めのタイミングなどを工夫して活性を抑制し、今では年末の人気商品に。
その後、悪乗りし、サマーど、どピンク、ど黒と立て続けに商品化したが、現在は心を入れ替え、それらの商品には造っていない。

山元酒造店HPより
ラベル記載情報
 銘 柄純米 ど
 特 徴活性にごり酒 生酒
 原材料米(国産)・米麹(国産米)
 精米歩合65%
 アルコール分15度
 製造者㈱山本酒造店 秋田県八峰町
 製造年月2021年12月